NBS創立30周年特別企画〈夢フェスト30〉
2011年3月 フィレンツェ歌劇場
イタリア・オペラの正統を継ぐ、ミラノ・スカラ座と並ぶ名門! オペラの生地、芸術の都フィレンツェが贈る究極のイタリア・オペラの醍醐味!
プッチーニ作曲 『トスカ』 演出:マリオ・ポンティッジャ 指揮:ズービン・メータ
■公演日程
2011 年 3 月13 日(日)神奈川県民ホール 3 月17 日(木)NHK ホール 3 月20 日(日)NHK ホール
■予定される主な配役
トスカ:アディーナ・ニテスク カヴァラドッシ:マルコ・ベルティ スカルピア:ルッジェーロ・ライモンディ(3/13,3/17) ジョルジョ・スリアン(3/20) スポレッタ:カルロ・ボージ 他 ヴェルディ作曲 『運命の力』 演出:ニコラ・ジョエル 指揮:ズービン・メータ
■公演日程
2011 年 3 月14 日(月)東京文化会館 3 月16 日(水)東京文化会館 3 月19 日(土)東京文化会館 3 月21 日(月・祝)東京文化会館
■予定される主な配役
レオノーラ:アマリッリ・ニッツァ アルヴァーロ:ワルター・フラッカーロ ドン・カルロ:ロベルト・フロンターリ グァルディアーノ神父:ロベルト・スカンディウッツィ プレツィオシッラ:エレーナ・マクシモワ 他
声が、音楽が、人の心を魅了する。理屈ではなく、生理的に幸福な気分にさせてくれる。イタリア・オペラの醍醐味は、これに尽きるのではないでしょうか。むろん、オペラは演出や美術なども含めた総合芸術ではありますが、昨今の“行き過ぎ”ともいえる奇抜な演出や、単に奇を衒っただけの舞台は、聴衆の心の奥深い部分まで感動させるに至りません。 フィレンツェ歌劇場は、1996年の初来日以来、誰もが納得する美しさ、ダイナミックなスケール、そして何より作品のもつ本質を大切にする舞台で、日本のファンを魅了してきました。その最大の要因は、このオペラハウスとの間に深い信頼関係をもつ巨匠ズービン・メータの手腕によるものです。メータの深い解釈による音楽の力があり、マエストロの見込んだ精鋭の歌手たちが顔をそろえ、そして、誰もが満足できる舞台がつくり出されるのです。 今回の日本公演では、数あるイタリア・オペラのなかでも5本の指に入る人気演目『トスカ』と、ヴェルディ・オペラのなかでも最も聴き応えのある『運命の力』が上演されます。イタリア・オペラの舞台を支えてきた伝統的な美術手法のなかに描き出される歌姫トスカの物語は、日本のオペラ・ファンの誰もが期待しているイタリア・オペラの醍醐味を存分に堪能させてくれます。また、『運命の力』では、運命という壮大なスケールをもったドラマのうねりが、ヴェルディのドラマティックな音楽とともに観るものを圧倒します。 イタリア・オペラの正統を継ぐ、オペラの生地、芸術の都フィレンツェからやってくる伝統の「五月音楽祭」のオペラは、目の贅沢、耳の至福で、きっとオペラ・ファンを夢見心地にさせてくれることでしょう。
※当ホームページなどで発表しておりましたトスカ役のマルティナ・セラフィンは妊娠のため、アディーナ・ニテスクに変更となります。