NBS創立30周年特別企画〈夢フェスト30〉
2011年9-10月 バイエルン国立歌劇場
ドイツ・オペラ随一の名門が威信をかけて贈るのは、極め付きの3本。 ミュンヘンの誇り、ワーグナーとR.シュトラウスに新風を吹き込む超話題作!
ワーグナー作曲 『ローエングリン』 演出:リチャード・ジョーンズ 指揮:ケント・ナガノ
■公演日程
9月25日(日)、29日 (木)、10月2日(日) ″ 都内会場を予定〔計3回公演〕
■予定される主な配役
ローエングリン:ヨナス・カウフマン エルザ:エミリー・マギー オルトルート:ワルトラウト・マイヤー 他 R.シュトラウス作曲 『ナクソス島のアリアドネ』 演出:ロバート・カーセン 指揮:ケント・ナガノ
■公演日程
10月5日(水)、8日(土)10日(祝) 東京文化会館
■予定される主な配役
プリマ・ドンナ/アリアドネ:アドリエンヌ・ピエチョンカ バッカス:ロバート・ディーン・スミス ツェルビネッタ:ダニエラ・ファリー 他
ドニゼッティ作曲 『ロベルト・デヴェリュー』 演出:クリストフ・ロイ 指揮:フリードリッヒ・ハイダー
■公演日程
9月23日(祝)神奈川県民ホール 9月27日(火)、10月1日(土)東京文化会館
■予定される主な配役
エリザベッタ:エディタ・グルベローヴァ サラ:ソニア・ガナッシ ロベルト・デヴェリュー:ホセ・ブロス 他
数あるドイツの歌劇場のなかで、現在最も世界中の熱い注目を集めているのがバイエルン国立歌劇場です。2006年から音楽監督に就任したケント・ナガノは、300年以上つづくこの歌劇場の伝統の重みと現代性との融合に見事に成功しています。 今回の日本公演で上演される『ローエングリン』は2009年、『ナクソス島のアリアドネ』は2008年、どちらもケント・ナガノの指揮のもと、新演出されました。バイエルン国立歌劇場にとって、ワーグナーとR.シュトラウスは、ミュンヘンとゆかりの深い特別な作曲家。ことに『ローエングリン』に関しては、初演こそドレスデンで行われましたが、伝説のバイエルン国王ルートヴィヒ2世がワーグナーに心酔するきっかけとなった作品ですので、まさにお膝元であるミュンヘンとは、切っても切れない関係にあります。いま最も注目を集めるミュンヘン出身のヨナス・カウフマンを擁しての新演出初演が、シーズン最大の注目を集め、大成功を収めたことはいうまでもありません。ケント・ナガノ指揮のもう1作『ナクソス島のアリアドネ』も、超話題作です。天才ロバート・カーセンの軽妙洒脱な演出が冴えまくり、現実の営みと神話の世界を題材とした劇中劇を交錯させるこの物語が、これほどに面白いものだったか!と驚嘆させ、興奮させてくれます。 そして、もう一作はフリードリッヒ・ハイダー指揮による『ロベルト・デヴェリュー』。世紀のプリマ・ドンナ、エディタ・グルベローヴァの魅力が全開します。グルベローヴァ自身のお気に入りのクリストフ・ロイ演出によるこのプロダクションは、このオペラの決定版と評されています。 ドイツ・オペラ随一の名門、バイエルン国立歌劇場が威信をかけて選んだ極め付きの3本、いずれも決して見逃せません!