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2024/06/21 2024:06:21:21:00:00

英国ロイヤル・オペラ『トゥーランドット』表題役ダブルキャスト決定のお知らせ

 『トゥーランドット』公演の表題役に予定されていたソンドラ・ラドヴァノフスキーが、急な副鼻腔炎および重度の中耳炎のため来日できなくなったこと受け、6月18日の記者会見でマイダ・フンデリングが同役演じることを発表いたしました。その後、音楽監督アントニオ・パッパーノと英国ロイヤル・オペラが芸術上の観点および日程調整の結果、下記のとおりフンデリングに加え、新たにエヴァ・プウォンカを加えたダブルキャストで上演することがより望ましいと判断いたしました。この件に関して音楽監督パッパーノがビデオメッセージを寄せております。音楽監督としてのラスト・ステージに日本を選んだマエストロ・パッパーノが、絶対の自信をもって贈る『トゥーランドット』の舞台に、どうぞご期待ください。


■プウォンカの出演決定をうけ、『トゥーランドット』の日ごとの配役は下記のようになります。
 6月23日(日)、26日(水) マイダ・フンデリング出演
 6月29日(土)、7月2日(火) エヴァ・プウォンカ出演



■エヴァ・プウォンカ
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ポーランド出身。ジュリアード音楽院を卒業後、ポーランドのポズナン音楽院においてピアノ演奏の学士号・修士号を主席で取得。さらに米国のオクラホマシティ大学、ユタ大学でも学位を取得した。近年ではアレーナ・ディ・ヴェローナにて『ナブッコ』アブガイッレ、英国ロイヤル・オペラにて『タンホイザー』ヴェーヌス、バイエルン国立歌劇場にて『ルサルカ』外国の王女など、世界の主要な歌劇場に次々と出演を重ねる。2023/2024シーズンはダラス・オペラ『トスカ』、ワルシャワ歌劇場『アイーダ』にそれぞれのタイトルロールで、チューリッヒ歌劇場『マクベス』マクベス夫人でデビューを予定している。
特に『トゥーランドット』の表題役には定評があり、これまでにハンブルク国立歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、ワシントン・ナショナル・オペラ、マドリードのテアトロ・レアルで演じ成功を収めており、今後は英国ロイヤル・オペラ、ミラノ・スカラ座でも同役での出演が予定されている。
プウォンカはコンサート・ピアニストとしても評価が高く、国際コンクールで数々の賞を受賞しているほか、欧米各地でソロやオーケストラとのコンサートに出演し、高評を博している。